2022/09/19

HEAT20って何? Vol.37

こんにちは。住宅部の石見です。
本日のお題は「HEAT20」についてです。
住宅性能に関することなのですが、皆様ご存じでしょうか?



◆HEAT20って?

簡単にご説明すると、
HEAT20とは・・・研究者、住宅建材生産者団体の有志によって発足された一般社団法人「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」の略称です。
この団体が定めた基準は、冬季の室内の体感温度を10~15℃以上に保てる断熱性能を示す基準です。特徴は、「地球環境とエネルギー」そして「住居者の快適な暮らし」を重視している点です。
つまり、HEAT20が提言する基準でお家を建てると、一年中エアコン1台で快適に過ごせる、家族の健康にもお財布にも優しいお家(ランニングコストのかからないお家)になるという事です。

◆地域ごとに断熱性能基準が決まってる!?

地域区分表

HEAT20の定めた基準は、地域ごとに違うため室内気温を10~15℃に保つために求められる断熱性能は異なります。気温に応じて1~8の地域に区別され、岡山県は区分6に分類されます。





性能の違いにより、G1~3までの3つの基準

基準をクリアするために必要になるのが、
①建築的要素(断熱・外壁・屋根・サッシ)によって断熱性を高める
②設備的要素(空調機器・エコキュート・給湯器などによって省エネ性を高める
③創エネルギー的要素(太陽光発電・蓄電池によって創エネ性を高める
という3つの要素です。

HEAT20ではG1・G2・G3と断熱性能の違いによる3つの基準があり、G1よりもG2、G2よりもG3基準の方が性能が高くなります。断熱性能は「Ua値」という指標で表しますが、HEAT20では国が定める省エネ基準やZEH基準より、さらに厳しい数値が求められています。



◆LOW-E HOUSEでは標準でG3グレードをクリア

HEAT20の定めた基準をクリアした住宅は、断熱・気密性に優れ一年を通じて快適に過ごすことができます。光熱費が抑えられ、お財布にやさしい。また、気密性断熱性を高めることで、身体の負担が軽減し気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎等の症状が改善されるという調査報告もあります。

タケイのLOW-E HOUSE(ロウイーハウス)は、標準仕様でG3グレードの気密・断熱性の住まいを提供しております。G3グレードのお家だからこそ、冬の寒い時期でもエアコンを2時間稼働させるだけで1日中快適に過ごすことができます。(ご要望によりG1・G2基準の住まいにも対応しています。)

数年後には新築住宅にも省エネ基準の適合義務付けられることが予想されます。将来を見据えてHEAT20に準拠したお家づくりをおすすめいたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。