2021/09/16
vol.13「無垢の床ってお手入れが大変?」無垢の床のメンテナンス方法について
こんにちは。住宅部の石見です。
前回のブログでは、無垢の床の耐久性についてお話しました。
→「無垢の床ってお手入れが大変?」無垢の床の耐久性について
無垢の床は時間がたつほどに味わいが増し、長い目で見ると耐久性に優れているとお分かりいただけたと思います。
そんな無垢の床ですが、お手入れはどのようにしたらよいのでしょうか。
普段のお掃除は、掃除機をかけたり、布で乾拭きしホコリを取り除くだけです。
特別なお手入れは必要ありませんん。
また、1年目に、再塗装をしていただくとより美しい状態を保つことができます。
Low-E Houseの無垢の床は、標準仕様の「浸透性塗料 自然塗装」仕上げをすることが多いです。
まずはLow-EHouseの標準仕様からご紹介します。
● 「自然塗装」仕上げって?
自然塗装とは塗装面に塗膜をつくらず、木の繊維に成分を浸透させることで木材を保護する塗装です。
木材の表面塗装は大きく分けて、植物系塗装を浸透させる「自然塗装」と表面に樹脂系塗料を塗装する「ウレタン塗装」や「UV塗装」があります。
自然塗装は塗装後も木材の呼吸を妨げることなく、木本来の調湿作用や手触りが生かされます。
また、傷が目立ちにくく、光沢がないため木の風合いそのまま最大限に生かすことができます。
デメリットとしては、水拭きができないこと、ウレタン塗装に比べ耐水性が低いことが挙げられます。
耐久性はそれほど高くないので、2~3年後にメンテナンスが必要です。
●仕上げの塗料を再塗装する
「自然塗装」は表面に塗膜を作らないため、木本来の風合いを生かすことができます。
塗膜がない分、傷やしみがつきやすいでが、サンドペーパーで削って補修することができます。
個人でも簡単に手入れができて、木の質感を残す自然塗装は無垢の床にはぴったりの仕上げといえます。
自然塗装は、1年に一度、再塗装をしてあげると木材を長持ちさせることができます。
ただ、お手入れしないからと言って、床材が反ったり割れるということではありません。
日常生活の中で塗装は自然と擦れていきますので、定期的に再塗装してあげると保護力を高めることができます。
汚れをつきにくくし、より無垢の床を美しく保つことができます。
●塗装方法
【STEP1 表面をキレイにする】
表面の塵やホコリは、掃除機などで除去します。
【STEP2 再塗装】
表面をキレイにしたら、塗料を再塗装していきましょう。
~下準備~
マスキングテープで巾木や建具枠を保護しましょう。※再塗装後は早めに剥がしてください。
1.塗料をトレイに移し替えておきます。
2.ウエスを使って塗装していきます。
※ウエスとは、塗装中に使う布(ウエス)のこと。ホームセンターにも売ってますが、使わなくなったシャツなどでも代用可能です。
3.ウエスの先端1㎝くらいに少量ずつ塗料を塗っていきます。
4.木目に沿って、薄く刷り込むように塗っていきます。
【STEP3 ふき取り・乾燥】
乾いたきれいなウエスで、表面の塗料をべたつきがなくなるまでふき取ります。
あとは自然乾燥(完全に乾燥するまで12時間程かかります)させればOK。
【STEP4 後片付け】
1.塗料がついたものは、全て水に浸してから処分してください。自然発火を防ぐためですので必ず行ってください。
2.塗装後は、塗料の匂いが残るため換気を行ってください。
●1年に1度のお手入れでOK
無垢の床のお手入れは、1年に1度で大丈夫です。塗料を塗れば塗るほど良いと考える方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、木材が吸収できる塗料の量には限りがあります。頻繁に塗ってもべたつきの原因になる可能性があります。
また、新築のお家でしたら木本来のオイルが床の表面に塗膜を作ってくれるため、最初の2~3年は頻繁にお手入れをしなくても大丈夫です。
●困ったときは、タケイにお任せください。
「木のメンテナンス」と聞くと難しいのでは、、、と不安に感じられる方もいらっしゃらると思います。
お家の状態をみて、適切なアドバイスをさせていただきます。
もしお困りごとがあれば、お電話いただければ対応いたしますので、ご安心ください。
℡:0120-713-901