2021/10/29

vol.15オーバースペック!?

こんにちは。営業の小見山です。
今回はお客様から度々尋ねられる、他社さんでこう言われたんですけど…についてのお話を…。
それは「トリプルガラス樹脂サッシは やりすぎですよ~。ペアガラス(アルミ樹脂複合サッシ:アルミ枠に部屋内側のみ樹脂カバー付き)で十分です!岡山はそれ程寒くないです。と言われたんですけど、オーバースペックなんでしょうか?」というもの…

 

 

 

 

これに対し、まず下の図(家全体での熱の出入り比率)をご覧になってください。
ご存じの方も多いと思いますが、図の通り家全体の熱の出入り比率が最も多いのが窓です。その数値も圧倒的です。 その上、冬に比べて夏の方が窓からの熱の出入りが大きい。
断熱という言葉から、冬を暖かくする性能の事をイメージする方が多く、そこから何となく夏の断熱性能は軽視されている傾向が見受けられます。その為、一般的な建築会社の営業マンは、「トリプルガラスまでは必要ないですよ…」となってしまっているように感じます。
しかし、冬だけでなく、夏も大変重視して住宅断熱性能を考えなくてはならないことは明白です。その為には、熱損失比率の最も高い開口部:サッシをできるだけ強化する必要があります。
ちなみに、当社注文住宅の標準仕様 三協アルミのダブルLOW-Eトリプルガラス樹脂サッシ「トリプルスマージュ」と三協アルミのアルミ樹脂複合サッシを比較すると、1.5倍以上もの熱が多く出入りしてしまうということになります。

図:家全体での熱の出入り比率

 

 

 

 

 

  

今年8月の札幌の最高気温は33~34°台が一度ずつですが、岡山市は34~37°が8日でした。今年は長雨で気温低めが多かったのですが、圧倒的に岡山の方が当たり前に夏は暑い…温暖化の歯止めがかからない状態では、3年前のように37°が2週間続くことが当たり前になってしまうかもしれません。

したがって、「岡山はそれほど寒くないですけど、夏はかなり暑いのでサッシはトリプルガラス樹脂サッシは最低限の選択です!」とい言うべきでなのではないでしょうか。
当たり前ですが、冬のためにも断熱性能が高くて困ることはありません。当然、サッシだけでなく、壁・屋根、天井、床下の断熱とトータルでの断熱性能を考えなくてはならず、それと合わせて気密性能、更には建物の寿命を大きく左右する壁内結露対策もパッケージでバランスが取れるように、しっかり検討することが大切です。

筆:小見山

最後まで読んでいただきありがとうございます。
11月に完成見学会を開催するお家は、上記の「トリプル樹脂サッシ」を採用した高性能なお家です。ぜひこの機会に、一年中快適に過ごせるLOW-E HOUSEをご体感ください。
皆様のご来場をお待ちしております。
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